テルマエロマエという映画、ご存知でしょうか。
私はけっこう嫌いではなくて、フフフと笑う場面
があっておもしろい。
いや、おもしろかった、だな。
ずいぶんと前の映画だ。
ローマ帝国の大衆浴場は今で言う大型レジャーの
ような施設で、おまけに図書館やスポーツジム、
など多数の施設が完備されている社交場であった
ことは有名な話で、そこにはどんな物語が!
ということで漫画から映画化されたことプラス
アルファすごい夢のようなお話に仕上がってます
ね。タイムスリップするところ辺りがちょっと現
実離れしている。
そもそも本当に当時の皇帝によって作られた
大衆浴場なのに日本の温泉からヒントを得た
となっている部分も島国根性を丸出しにしている
し建設を日本の大工や職人が手伝う場面も、
日本の建設技術を自慢しているかのようだ。
そんなことはあり得ないのに。
本当のローマ帝国大衆浴場はどんなのだったのだ
ろう。
この絵は美術館に行った際のお土産だったけど、
何の展示だったのかは覚えていない。
ユペールロペールという画家の絵。
油彩の独特な雰囲気からは、少し衛生
管理の行き届いていないどことなく殺風景という
かテルマエロマエの映画とは程遠い、興ざめする
感覚がなきにしもあらず。
浴場はとても綺麗で建物も素晴らしいのだけれど
どことなく冷たい印象が垣間見える。
ローマ帝国が滅びたのはあらゆる理由があり、
説が何個もありすぎてこれって
理由がいまいち分からないみたいだけど、
一説によると、奴隷制度があったことにより物事
の合理化というよりなんでも奴隷にやらせれば
いいという考え方になりより良くするようには
ならなかったことがひとつあるそうですが、
それとは違いただの気候変動だったという説も
ありますね。
軍人の制御が難しかったことも理由としてあげら
れているけれど、本当の事はどうなのか分からな
い。
よってこの大衆浴場も無くなったわけであります
が、なんとなーく絵から伝わる冷たさ、嵐の前の
静けさ、異様な程の立派な建物、嘘みたいな
静寂感。
そういったあらゆることがこの絵から伝わる気
がします。
歴史を知っていてもいなくても、そういった部分
に着目して絵を観賞してみると、普段見えていな
いことがらも違った観点で見ることができるの
ではないかと思ってならない今日この頃。
ローマは一日にしてならず。
けっこう時間かかって成し遂げた帝国なのにね。
天狗になっちゃいけないって教訓な気もするんだ。
しかし、、、ひっろいお風呂だねー!!!
おそらく、私がここにいたなら
行ってないな^ - ^
汚そう^ - ^
掃除🧹しましょうか?とか思っちゃう^ - ^
ちなみに今日はフランスのオリンピックの開会式
だそうですが、私はスポーツに全く興味がない。
良識の範囲内でニュースを少し見ておくぐらいに
しておきます^ - ^